龍馬伝、
なかなかの反響みたいですね。
福山が主演っていうこともあると思うけど。
でも、やっぱり今の日本と被るところが大きい。
あ、ちなみに僕も「福山だから」という訳じゃないですからね。(^^;
第1話の「上士と下士」でも描かれていた通り、
「武士=偉い」
という価値観が崩れてきてる時代。
まさに「官僚=偉い」というイメージが崩れている現代と同じです。
明治維新に並ぶ大変革といえば、
太平洋戦争の敗戦が思い浮かぶ。
いずれもそれまで信じてきた思想が崩壊して未曾有の大変革が生じていますね。
どちらにも共通しているのが、
それまでの価値観が崩れてきたところに外国圧力が加わっていること。
それが大変革の原動力となってる。
経済・財政状態の悪化という内的不安要素と、
黒船来航のような外的圧力が加えられるときに、改革が行なわれる舞台が整う。
そこに改革を行なうキーマンが現れれば、歴史が動くわけですね。
版籍奉還のような公務員改革が行なわれない限り、
利権にしがみつく官僚体制は拭えないでしょうし、
シマラーなんていうものが出てくるような価値観の変動期に
新しい思想が出てこなければ、社会の方向性はさまようだけになる。
まぁ、近代工業社会が終わることは望ましいことですけどね。
幕末と現代は非常に類似点があるものの、
昔のように高い志のある人物がいない、
というより、高い志が見つからない今の日本(さらに言えば世界)では
明治維新のような劇的な好転は起こりえないでしょうね。
そんなわけで、
今日の龍馬伝も楽しみに見てみます。
もちづき